ハードバピッシュ&アレグロな日々

50~60年代のジャズを中心におすすめCDを紹介します

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ケニー・バレル&ジミー・レイニー/トゥー・ギターズ

前回「エンカウンター」で60年代のプレスティッジについて解説しましたが、同レーベルの絶頂期が50年代半ばだったのは衆目の一致するところですよね。この頃のプレスティッジが得意としていたのは同じ楽器を複数集めたジャムセッション形式の作品で、ト…

ペッパー・アダムス/エンカウンター

ブルーノート、リヴァーサイドとともに50年代のハードバップシーンを牽引し続けたプレスティッジ・レコードですが、60年代になると変化の波にさらされるようになります。活動自体が低調になったわけではなく、新作のリリース自体はコンスタントに続けて…

ザ・ヤング・ライオンズ

ヴェージェイ・レコード(Vee-Jay)と言うレーベルがあります。シカゴが拠点のレコード会社で本業はどちらかと言うとR&Bで、”Sherry"の大ヒットで知られる白人ドゥーワップ・グループのフォー・シーズンズや"Oh, What A Night"で有名なザ・デルズ等が所属…

リチャード・ウィリアムス/ニュー・ホーン・イン・タウン

本日はトランぺッターのリチャード・ウィリアムズをご紹介します。主に1960年代から70年代にかけて活躍し、参加した録音はかなりの数に上ると思うのですが、その割には地味な存在ですね。理由の一つは名前がありきたりすぎることでしょうか?日本だと…

ベニー・カーター/ファーザー・デフィニションズ

本日はベニー・カーターのインパルス盤をご紹介します。カーターについてはだいぶ前にコンテンポラリー盤「ジャズ・ジャイアント」をご紹介しましたが、1907年生まれでスイング時代から活躍する大ベテラン。本作が録音された1961年11月の時点で5…

モダン・ジャズ・セクステット

本日はモダン・ジャズ・セクステットです。モダン・ジャズ・カルテットなら知ってるけどセクステットなど知らん!と思われる方もいるでしょうが、本作1枚のためだけに集められた即席のコンボなので知らなくても当然と言えば当然です。MJQとの混同を避け…

ザ・リサージェンス・オヴ・デクスター・ゴードン

本日はデクスター・ゴードンです。彼については本ブログでもたびたび取り上げていますが、40年代のビバップ草創期に活躍しながらも50年代は麻薬禍でほぼ棒に振ったと言う経歴の持ち主です。1961年にブルーノートと契約後は「ドィーイン・オールライ…

ハンク・モブレー/モブレーズ・セカンド・メッセージ

本日はハンク・モブレーのプレスティッジ第2作目、その名もずばり「モブレーズ・セカンド・メッセージ」です。前作が「モブレーズ・メッセージ」でそれに続く作品ということなのでしょうが、本作に限らずこの頃のモブレーの作品は本当に安直なタイトルばか…

ソニー・クリス/アップ・アップ・アンド・アウェイ

ジャズサック奏者でソニーと言えば、何と言ってもソニー・ロリンズ、続いてソニー・スティットの名が挙がりますが、このソニー・クリスも忘れてはいけません(他にソニー・レッドなんてのもいますね)。本ブログでも過去に「ポートレイト・オヴ・ソニー・ク…

レッド・ガーランド/ソーラー

本日はレッド・ガーランドです。先日ご紹介した「レッズ・グッド・グルーヴ」でも述べたように、60年代に入ってからのガーランドはモードジャズやフリージャズの潮流には全く乗れず、徐々に活動を縮小していきます。この頃のガーランドはリヴァーサイド傍…

ケニー・バレル/ソウル・コール

本日は私のフェイバリット・ギタリストであるケニー・バレルを取り上げます。ジャズギタリストと言えば一般的にウェス・モンゴメリーが一番人気なのでしょうが、私にとってはバレルこそが最も偉大なギタリストです。それどころか全てのジャズマンの中でもト…

ジェローム・リチャードソン/ローミン

本日はジェローム・リチャードソンです。主に50年代から60年代にかけて活躍したマルチリード奏者で、テナーサックスだけでなくフルートも良く吹きます。プレスティッジのジャムセッション「オール・ナイト・ロング」やナット・アダレイの「ザッツ・ナッ…

ビル・エヴァンス/ハウ・マイ・ハート・シングス

ビル・エヴァンスはリヴァーサイド・レコードに合計10枚の作品を残しましたが、その中でも名盤の誉れが高いのがスコット・ラファロ(ベース)、ポール・モティアン(ドラム)と組んだ「ポートレイト・イン・ジャズ」「エクスプロレーションズ」「サンデー…

アート・ペッパー・プラス・イレヴン

50年代のジャズシーンを語る時、東海岸では黒人中心のハードバップが隆盛を極め、西海岸では白人中心のウェストコーストジャズが花開いた、と言うような解説がよくなされます。ただ、実際にウェストコーストの作品群を深掘りすると、意外と黒人ジャズマン…

セロニアス・モンク/ミステリオーソ

本日はセロニアス・モンクです。彼はジャズの歴史に名を遺す”ジャイアンツ”の一人ですが、一方で万人受けするタイプではなく、熱烈なファンもいれば「モンクはパス」と言う人に分かれます。彼の叩きつけるような独特のテンポのピアノはどう考えても華やかさ…

ジミー・ヒース/ザ・サンパー

本日は過小評価されたジャズマン、ジミー・ヒースを取り上げたいと思います。テナー奏者としても一流で、なおかつ作曲・編曲にも能力を発揮するマルチタレントでありながら、いわゆる”ジャズ・ジャイアンツ”の括りに入れられることはありません。彼のキャリ…

ドン・スリート/オール・メンバーズ

本日は幻の白人トランぺッター、ドン・スリートをご紹介します。生涯にリーダー作はたった1枚のみ、サイドマンもたった3枚しかない超寡作のジャズマンです。もともとインディアナ生まれで、西海岸のサンディエゴでトランぺッターとして腕を磨いたようです…

ハンク・モブレー/モブレーズ・メッセージ

本日はハンク・モブレーのプレスティッジ盤です。ハンク・モブレーと言えばキャリアを通じてブルーノートを中心に活動し、同レーベルに25枚ものリーダー作を残すまさに"顔"的存在でしたが、1956年の短期間だけプレスティッジに在籍し、本作を含め3枚…

レッド・ガーランド/レッズ・グッド・グルーヴ

本日はレッド・ガーランドです。ガーランドについては本ブログでもたびたび取り上げてきました。黄金期のマイルス・デイヴィス・クインテットの一員としてかの有名なマラソン・セッションに参加し、ソロ名義でも名門プレスティッジに50年代だけで20枚を…