ハードバピッシュ&アレグロな日々

50~60年代のジャズを中心におすすめCDを紹介します

ジャズ(ウェストコースト)

ハーブ・ゲラー/ザ・ゲラーズ

ジャズ界で夫婦コンビと言えば誰がいるでしょうか?私がまず思い浮かぶのはこれまで何度も当ブログでも取り上げたスタンリー・タレンタイン&シャーリー・スコットです。秋吉敏子とチャーリー・マリアーノのトシコ=マリアーノ・カルテットもご紹介しました…

バド・シャンク/昼と夜のバド・シャンク

本日は西海岸のアルト奏者バド・シャンクの人気盤をご紹介します。原題は「バド・シャンク=ショーティ・ロジャース=ビル・パーキンス」とフロントラインの3人のジャズマンを列記しただけの味も素っ気もないタイトルですが、日本盤では「昼と夜のバド・シ…

チェット・ベイカー/ジャズ・アット・アナーバー

モダンジャズ黄金期の50年代には全米各地の大学でジャズコンサートが開かれました。テディ・チャールズ、ズート・シムズらが参加した「アイヴィーリーグ・ジャズ・コンサート」(エール大学)、デイヴ・ブルーベック・カルテットの「ジャズ・アット・オバ…

バド・シャンク/ジャズ・アット・カルテック

モダンジャズ華やかなりし1950年代には全米各地の大学でジャズコンサートが行われていました。日本でも学園祭でアイドル歌手やロックバンドがライブを行うのは定番となっていますが、おそらく当時のジャズも同じように"流行音楽"扱いで今よりずっと一般…

サウンズ・オヴ・シナノン

ジョー・パスについては過去に当ブログで初リーダー作「キャッチ・ミー」と「フォー・ジャンゴ」をご紹介しました。そこでも書いていますがパスは30歳過ぎまでジャズギタリストとして全く注目されず、それどころかヘロインに溺れてまともに演奏活動すら行…

バド・シャンク・プレイズ・テナー

本日はバド・シャンクです。彼については過去にワンホーン・カルテットの「バド・シャンク・カルテット」、ミシェル・ルグランのカバー作品「風のささやき」を取り上げました。ウェストコースト・ジャズを代表するジャズマンの1人で、アルトサックス奏者と…

ジョー・モレロ/コレクションズ

ジャズファンの楽しみの一つにマイナーレーベルの名盤探しと言うものがあります。ブルーノート、プレスティッジ、リヴァーサイド、ヴァーヴ等に名盤が多いのはまごうことなき事実ですが、一方で聞いたことのないようなマイナーなレコード会社に意外な名盤が…

アート・ペッパー/スマック・アップ

50年代のアート・ペッパーについては本ブログでもたびたび取り上げてきましたが、本日はその中でも変わり種である「スマック・アップ」を取り上げたいと思います。1960年10月にコンテンポラリー・レコードに吹き込まれたもので、時系列的には「ゲッ…

ハービー・ハーパー・セクステット

最近はジャズ・メッセンジャーズ、キャノンボール、ミンガス、マイルスとメジャーどころが続きましたが、今日はマイナーどころでハービー・ハーパーを取り上げたいと思います。主にウェストコーストで活躍した白人トロンボーン奏者で、ベニー・グッドマン楽…

ビル・パーキンス&リッチー・カミューカ/テナーズ・ヘッドオン

レスター・ヤング派と言う言葉があります。文字通りスイング期に活躍した名テナー奏者、レスター・ヤングのスタイルを踏襲するジャズマン達のことで、40~50年代に活躍したテナーマンの主流派だったと言えるでしょう。まろやかな音色とメロディアスなア…

リッチー・カミューカ/ジャズ・エロティカ

本日はリッチー・カミューカの「ジャズ・エロティカ」です。随分意味深なタイトルが付いていて、一体どんな音楽が展開されるのかと思いますが、中身はいたって正統派のウェストコーストジャズです。確かにジャケットにはおっぱい丸出しの全裸の女性が描かれ…

マーティ・ペイチ/アイ・ゲット・ア・ブート・アウト・オヴ・ユー

先日マーティ・ペイチ「ブロードウェイ・ビット」で予告したとおり、本日はその姉妹盤である”お風呂のペイチ”こと「アイ・ゲット・ア・ブート・アウト・オヴ・ユー」をご紹介します。前作の2ヶ月後の1959年7月に録音されたもので、内容もほぼ同じで西…

マーティ・ペイチ/ブロードウェイ・ビット

本日はマーティ・ペイチです。彼については当ブログでもたびたび取り上げてきましたが、本職はピアニストでモード・レコードにトリオ盤を残したりもしていますが、どちらかと言うとアレンジャーとしての活躍の方が目立ちますね。特に歌伴には定評があり、メ…

アート・ペッパー・プラス・イレヴン

50年代のジャズシーンを語る時、東海岸では黒人中心のハードバップが隆盛を極め、西海岸では白人中心のウェストコーストジャズが花開いた、と言うような解説がよくなされます。ただ、実際にウェストコーストの作品群を深掘りすると、意外と黒人ジャズマン…

マックス・ベネット・プレイズ

本日は白人ベーシストのマックス・ベネットをご紹介します。あまりメジャーとは言えませんが、ベツレヘム・レコードを中心に50年代のウェストコーストジャズでそれなりに活躍した存在です。60年代から70年代にかけてはスタジオミュージシャンとしてポ…

アート・ペッパー/インテンシティ

アート・ペッパーについては本ブログでもたびたび取り上げてきました。ウェストコーストを代表する天才アルト奏者として高い評価を受けていたペッパーですが、麻薬中毒のため1950年代半ばに一度シーンから姿を消します。1956年に「ザ・リターン・オ…

アート・ペッパー/ジ・アート・オヴ・ペッパー

アート・ペッパーの全盛期が1950年代後半にあったことは衆目の一致するところと思いますが、この頃の彼は主にコンテンポラリー・レコードから名作群を発表する一方、マイナーレーベルにも少なからぬ作品を残しています。以前に同ブログで紹介したジャズ…

ザ・リターン・オヴ・アート・ペッパー

アート・ペッパーのキャリアが麻薬によってたびたび中断したことはジャズファンなら皆ご承知のことと思います。中でも一番長いのが60年代から70年代前半にかけてのブランクで、10年以上もの間表舞台から姿を消します。1975年に古巣のコンテンポラ…

ヴィクター・フェルドマン・オン・ヴァイブス

本日は西海岸の幻のレーベル、モード・レコードからの1枚です。ジャケットは先日の「レナード・フェザー・プレゼンツ・バップ」と同じく、ビル・ボックスの描いた眼鏡のおじさんシリーズですね。右手に酒瓶を、左手に指揮棒(?)のようなものを持ったデザ…

チャーリー・マリアーノ

本日はチャーリー・マリアーノです。彼については以前「トシコ=マリアーノ・カルテット」で取り上げましたが、1959年に日本人ピアニストの秋吉敏子と結婚したことで日本のジャズファンにはよく知られています。60年代は一時期日本に住んでいたことも…

マーティ・ペイチ・カルテット・フィーチャリング・アート・ペッパー

ウェストコーストジャズを支えたレーベルと言えばまずパシフィック・ジャズとコンテンポラリーの2つが思い浮かびますが、それ以外にも小さなレーベルがいくつかあります。タンパ・レコードもその一つでロバート・シャーマンと言う人が1955年に設立した…

プレゼンティング・レッド・ミッチェル

本日は西海岸で活躍したベーシスト、レッド・ミッチェルをご紹介します。ハンプトン・ホーズ、バーニー・ケッセル、ビル・パーキンスらの諸作品にサイドマンとして参加し、ウェストコーストジャズの屋台骨を支えると同時に自身でもリーダー作をいくつか残し…

スタン・リーヴィ/ジス・タイム・ザ・ドラムズ・オン・ミー

本日はウェストコースト3大ドラマーの1人、スタン・リーヴィを取り上げたいと思います。スタンについては先月にも「グランド・スタン」をご紹介しましたが、本日UPする「ジス・タイム・ザ・ドラムズ・オン・ミー」は同じベツレヘム・レコードに1955…

フランク・ロソリーノ/アイ・プレイ・トロンボーン

モダンジャズにおいてトロンボーン奏者と言えば、J・J・ジョンソンとカーティス・フラーが2トップであることに異論を唱える人はいないでしょう。では、3番手となると人によって意見が分かれるところです。黒人ならベニー・グリーン、ジュリアン・プリ―ス…

チェット・ベイカー/ピクチャー・オヴ・ヒース

前回のジャズ・メッセンジャーズ「ハード・ドライヴ」でチェット・ベイカーの「ピクチャー・オヴ・ヒース」について取り上げましたので、ついでに深掘りしてみたいと思います。この作品、当時のウェストコーストを代表する2大スター、チェット・ベイカーと…

スタン・リーヴィ/グランド・スタン

本日は白人ドラマー、スタン・リーヴィをご紹介したいと思います。シェリー・マン、メル・ルイスと並ぶ西海岸3大ドラマーの1人で、50年代のウエストコーストジャズ全盛期を縁の下の力持ちとして支えました。ただ、もともとは東部フィラデルフィアの出身…

アート・ペッパー/ゲッティン・トゥギャザー

チェット・ベイカーとともにウェストコーストジャズの雄として君臨していたアート・ペッパーですが、東海岸の黒人バッパーと共演した作品が2つあります。1つは1957年の「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」。当時のマイルス・デイヴ…

ペッパー・アダムス・クインテット

本日はバリトン奏者ペッパー・アダムスの初リーダー作を取り上げたいと思います。アダムスについては以前「アウト・オヴ・ジス・ワールド」で述べたようにデトロイト出身で同郷のドナルド・バードとのコンビでよく知られています。基本は東海岸のハードバッ…

コンテ・カンドリ/ウェスト・コースト・ウェイラーズ

西海岸の白人トランぺッターと言えば一にも二にもチェット・ベイカーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?逆に言えば一般的に知名度が高いのはチェットぐらいしかいないかもしれません。ただ、他にもショーティ・ロジャース、ステュ・ウィリアムソ…

チェット・ベイカー&クルー

本日はチェット・ベイカーのパシフィック・ジャズ盤をご紹介します。チェットは以前に「チェット・ベイカー・シングス・アンド・プレイズ」を取り上げましたが、50年代半ばはその甘いマスクと中性的なヴォーカルでアイドル的人気を博していました。その人…